国宝 明王院本堂 広島県福山市


明王院
本堂
国宝
1321年(元応03年)

国宝建造物データ一覧に戻る

HOMEに戻る

(歴史)

寺伝によると明王院の前身である「常福寺」は807年(大同2年)に空海(弘法大師)によって創建されたとされるが、はっきりしないようである。
 本尊は十一面観音像(重要文化財)であり、平安時代前期にさかのぼる作品なので、創建に関してはその頃と思われる。
 中世には門前に草戸千軒町(川底に埋もれた中世遺跡として著名)が栄え、江戸時代には寺院名を「明王院」に変更。 福山藩主となった水野家・阿部家に庇護され繁栄した。
 明王院内で最古であるこの本堂は、1321年(元応3年)に建立された。 和様建築に大仏様、禅宗様をおりまぜた折衷様建築の 代表例である。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

明王院へは五重塔をメインに来たのだが、明王院最古であるこの本堂も、五重塔に劣らず素晴らしい建物だった。
 特にその屋根の極端な反りが美しく、同じく国宝である五重塔との組み合わせは絶妙である。


初回訪問日&撮影日 2010年08月16日

(※国宝建造物撮影ポイント)

自由に撮影可能




五重塔(国宝)

アクセス
JR山陽本線「福山駅」から徒歩40分またはタクシー10分

駐車場 有

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
広々とした駐車場があるので自動車がおすすめ

住所
広島県福山市草戸町1473


国宝建造物データ一覧へ戻る

HOMEに戻る

より大きな地図で 日本国宝建造物マップ を表示