西明寺 三重塔
国宝
(鎌倉時代後期)
23.7m

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西明寺 三重塔 Saimyoji Temple

西明寺は平安時代の承和元年(834)に三修上人が、仁明天皇の勅願により開創された。
 現存するこの三重塔は鎌倉中期〜後期に再建されたもので、初層内部には大日如来像を安置し、 内部の壁面や柱には極彩色の仏画が描かれている。


(仏塔訪問日記)

湖東三山の一つ西明寺は信長による焼き討ちを受けつつも、 本堂、二天門とこの三重塔が火難を逃れて現存している非常に貴重な寺院である。

本堂に入るとそういった西明寺の歴史から釈迦如来像他、西明寺の寺宝の数々に関しての説明を、 ガイドの方が、分かりやすく説明してくれた。

この西明寺の三重塔と福井県の明通寺三重塔は三重塔の中でも最美のものと評されるらしいが、 拝観してみて、美しい屋根の反りや、組物の緻密さ等、そのように評されている理由の一端が分かった気がする。

五重塔や多宝塔には三名塔があるが、三重塔に三名塔があるとはあまり聞かない。しかし三重塔三名塔が存在するなら、 間違いなく西明寺三重塔は選出されるであろう。

広々した境内に凛として聳える、写真に撮りやすい三重塔である。



初回訪問&撮影日(2010年5月15日)


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実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


本堂(国宝)



二天門(重要文化財)


三重塔(国宝)


本堂と三重塔
交通アクセス

JR東海道本線「彦根駅」または「河瀬駅」からタクシーで20分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
自動車がおすすめ

住所 〒522-0254 滋賀県犬上郡甲良町池寺26

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