国宝 薬師寺東院堂 (奈良市)


薬師寺(法相宗大本山)
東院堂
国宝
1285年(弘安08年)

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(歴史)

薬師寺は680年に天武天皇により発願され、697年持統天皇により本尊開眼、更に文武天皇の時代に飛鳥の地で堂宇が 完成した。 その後、710年の平城遷都に伴い、現在の地に移転されたという。
 当時は南都七大寺の一つに数えられ、(※他に東大寺・興福寺・元興寺・西大寺・大安寺・法隆寺または唐招提寺)  広大な伽藍を誇っていたが、幾多の災害ののち、1528年の兵火では東塔や東院堂などを除くほとんどの諸堂が灰塵に帰したと いう。
 現在の金堂、西塔、中門、回廊、大講堂は、昭和から平成にかけて復興再建されたものである。

東院堂はもともと、養老年間に吉備内親王が元明天皇の冥福を祈り、発願建立された東禅院をその前身としている。  この時の位置は、東側(現在の観音池)の場所にあったが、天禄4年(973)の火災で焼失。  現在の位置に建てかえられたのは弘安8年(1285年)のことである。
 堂内の厨子に本尊・聖観音立像を安置する。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

薬師寺に来るのはこれが4回目にもなるのだが、正直なところ、この国宝である東院堂の存在を知ったのは最近の話である。
 前回薬師寺に来た時は、三重塔東塔(国宝)が長期工事に入るということで、その写真を撮ることしか頭に無かった気がする。
 だからそれほど目立たない場所ではないのだが、この東院堂がある場所に、足を踏み入れてすらいなかったのである。
 これから寺院巡りをする時は、事前にネット等で下調べをし、隅々までじっくり拝観していきたいと思う。


初回訪問日&撮影日 2012年07月22日

(※国宝建造物撮影ポイント)

外観は自由に撮影可能






三重塔東塔(国宝)

三重塔西塔
アクセス
近鉄『西ノ京駅』から徒歩すぐ

駐車場 有

国宝建造物巡礼ドライブ難易度(★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
どのアクセスでも問題ない。

住所
奈良市西ノ京町457


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