宝福寺 三重塔
重要文化財
(1376年 南北朝時代)
18.5m

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宝福寺 三重塔 (Hofukuji Temple)

宝福寺は天台宗僧・日輪によって開かれたとされ、元来は天台宗の寺院であったが、 鎌倉時代の貞永元年(1232年)に禅寺に改められた。
 この三重塔は1262年に鎌倉幕府の執権・北条時頼が寄進して建立したといわれているが、 現在の塔は1376年に再建されたものである。


(仏塔訪問日記)

備中国分寺に続いてここに来たら、さっき備中国分寺にいた、仏塔マニアの初老の紳士が、私たちより先にここにも来てた。
 まあ備中国分寺と目と鼻の先のこのお寺、仏塔好きなら常識的に考えて、セットで参拝するのが普通といえるかもしれない。

絵に心を奪われていた雪舟をこらしめるために住職が柱に縛ったところ、涙で足を使ってネズミの絵を描いたという伝説が残る お寺だということは、参拝して初めて知った。

雪舟は、幼少時にこの美しい三重塔を毎日のように見ていたのだろうか。 晩年に『天橋立図』において智恩寺の多宝塔(諸説はあり)や成相寺三重塔などを描いているが、その原点はこの三重塔だったのかもしれない。


初回訪問&撮影日 2010年08月16日


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仏殿(法堂)

三重塔(重要文化財)

雪舟とねずみの石像

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交通アクセス

JR「総社駅」よりタクシーで約8分
または「総社駅」より中鉄総社バス・神原線「湛井(たたい)バス停」から徒歩約15分(便数は少ない)

駐車場あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

(★)・・・・・・・・・・非常に易しい
(★★)・・・・・・・・易しい
(★★★)・・・・・・ふつう
(★★★★)・・・・難しい
(★★★★★)・・非常に難しい

住所
岡山県総社市井尻野1968
おすすめアクセス方法

駅から遠く、バスの便数が非常に少ないので自動車によるアクセスがおすすめである。