海住山寺 五重塔
国宝
(1214年 鎌倉時代初期)
17.7m

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海住山寺 五重塔 Kaijusenji Temple

海住山寺は天平七年(735年)、聖武天皇が盧舎那仏像(東大寺大仏) 造立工事の無事を祈るために建てたものと伝わる。その後、保延3年(1137年)に全山焼失し、 承元2年(1208年)、笠置寺の貞慶(じょうけい)によって中興され、現在の山号と寺号に改められた。
 五重塔は、貞慶の弟子である慈心上人覚真(藤原長房)が貞慶一周忌供養に建立したものであり、屋外の国宝重文五重塔 のなかでは、室生寺五重塔に次いで二番目に小さく、法隆寺五重塔以外で唯一裳階(もこし)を持つ五重塔として知られている。


(仏塔訪問日記)

この日は自動車で行ったので、部分的に狭い道があるので少しだけ大変だったが、 あの急な坂道を歩いて参拝することを考えたら、自動車で行って正解だったかもしれない。

正直、法隆寺五重塔や醍醐寺五重塔のように知名度が高いとは言えず、 他の地方から海住山寺五重塔を参拝する事を目的に関西旅行する人はあまりいないだろう。
 ただし、珍しい裳階がある点や、屋外の塔として二番目の小ささ、現存五重塔唯一の鎌倉時代築という点、などなど・・・。 仏塔マニアなら関西旅行に来て、レンタカーを借りてでも参拝したいほどレアな仏塔ではないだろうか。

日本の国宝仏塔30箇所のうち大半の22箇所に、車で気軽に往復半日以内に観に行けるという点では、 関西に住んでてよかったなと思う。
 仏塔に興味がない人にしてみれば、「だからどうした?」って言われそうだが・・・。



初回訪問&撮影日(2010年1月8日)


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実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


本堂と五重塔


なすのこしかけ

五重塔(国宝)

住所
京都府木津川市加茂町例幣海住山20

JR加茂駅より奈良交通バス「和束小杉行き」に乗り、 「岡崎」下車、徒歩40分

駐車場あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 難しい(★★★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡りおすすめアクセス方法
バスの本数が少ないうえ、バス停から遠く、かなり急な坂道を歩かなければならないので、 自動車がおすすめである。
ただし一部狭い道があるので、注意が必要。

より大きな地図で 日本国宝&重文指定仏塔マップ を表示

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