国宝 室生寺金堂 奈良県宇陀市


室生寺
金堂
国宝
平安時代前期

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(歴史)

奈良時代末期、この地で皇太子山部親王(後の桓武天皇)の病平癒の祈願が、興福寺 の五人の高僧によって行われ、これに卓効があったことから、勅命により、興福寺の賢mによって室生寺の開基となった。  賢mが793年に没した後は、弟子の修円に引き継がれ造営された。
 金堂は、正面側面ともに五間の単層寄棟造りコケラ葺き。 内部には本尊である釈迦如来立像(国宝)を中心に、 左に十一面観音立像(国宝)、文殊菩薩立像(重文)、右に薬師如来立像(重文)、地蔵菩薩立像(重文)が並び、 これらの五体の像の手前には十二神将立像(重文)が並び立つ。
 建物は平安時代前期(9世紀後半)の建立であるが、鎌倉時代末期に大修理を受け、多くの部材が取り替えられている。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

この室生寺には、奥深い山のその静まり返った雰囲気が好きで、何度も足を運んでいるのだが、ゴールデンウィークの時期になると それは一変する。 室生寺が一年で最も美しいとされる石楠花の花が咲く時期が、ちょうどこのゴールデンウィークの時期と重なるからだ。
 私も石楠花が咲き乱れる美しい境内を目当てに来たのだが、境内には参拝客があふれ返っており、この金堂を始め、他の堂塔も 人がいない状態で写真におさめるのは不可能に近かった。
 特にこの金堂は、「東大寺二月堂」や、「清水寺本堂」「長谷寺本堂」と同じく懸造であるが、それらと比べて小さいので、 中に人がいると必ず写りこんでしまう。 そしてしばらく待っていても人が途切れることはなかった。


初回訪問日&撮影日 2011年04月30日

(※国宝建造物撮影ポイント)

色々な方向から自由に撮影可能


五重塔(国宝)

灌頂堂(本堂・鎌倉時代1308年・国宝)
アクセス
近鉄大阪線『室生口大野駅』から奈良交通バス『室生寺前』下車すぐ

駐車場 門前に有料駐車場数か所あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
有料駐車場が数か所あるので自動車がおすすめ

住所
奈良県宇陀市室生区室生


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