龍宝寺(真言宗別格本山)
多宝塔
21m
指定無
(昭和63年 1988年)


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龍宝寺 多宝塔
Mutsukokubunji Temple

(歴史)

龍宝寺は延暦22年(803)坂上田村麻呂が創建。 1186年には伊達家1世朝宗が常陸中村に再興し、 その後、伊達家により梁川、米沢に移転後、 天正19年(1591)、17代伊達政宗が、岩出山に移転後、慶長3年(1598)に城北の当地に、大崎八幡宮の別当として 移転したという。 明治の神仏分離により大崎八幡宮と分離し、廃寺になるが、明治33年大崎八幡龍宝寺再興、戦後に伽藍が復興される。
 多宝塔は昭和63年、中興800年記念事業で築かれた本格木造塔婆である。



(仏塔訪問日記)

龍宝寺へは大崎八幡宮参拝後、徒歩で訪問した。
 地図上では大崎八幡宮のすぐ隣りだったので、簡単に行けるかと思っていたが、少し住宅地に迷い込んでしまった。
 住宅地を歩いていると、何と、先ほど大崎八幡宮で、本殿の近くに行こうとして 、宮司に注意されていた中年男性二人組 にまた遭遇した。
 その二人組は何やら言い合っていたが、その話の内容から判断するに、その二人組も私たちと同じく龍宝寺へ 向かっているようだった。

 ・・・以下その会話。

中年A 「道が分からないな〜。お前ナビを出せよ。」
中年B 「そんなの出す必要ないって。」
中年A 「龍宝寺を登録してるだろ?だったら使ったらいいじゃん。」
中年B 「いや、目と鼻の先なんだし、わざわざカバンから出すの面倒くさいし。」
中年A 「だったら、なんでわざわざ、ナビなんて持ってきたんだ・・・?」

 ・・・みたいな中年男性二人のコント、もとい、やり取りを横目に更に住宅地を探していると、 赤色の目立った多宝塔が見えてきた。
 龍宝寺の入口に到着である。
 広々とした境内に多宝塔や、大金堂などが余裕をもって配置された美しい寺院だった。  さきほど陸奥国分寺で見た多宝塔は、RC造のものだったが、 こちらの多宝塔は、本格木造塔婆である。 遠目には違いが分からないが、近くに寄ると細部にまでこだわっているのが分かる。
 私たちは少しだけ高台にあるこの多宝塔を、色々な角度から撮影し、この龍宝寺を後にした。

大崎八幡宮の駐車場に帰る途中、まださっきの中年男性二人組が、あれこれ言い合っていた。  あの二人は結局、龍宝寺に到着できたのだろうか・・・?
 少しだけ気になりつつも、私たちは次の目的地、伊達家ゆかりの寺、輪王寺へレンタカーを走らせた。


初回訪問&撮影日 2012年11月07日


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住宅地を歩いていると見えてきた多宝塔

境内の様子

大金堂

龍宝寺は少しだけ高台にある。
龍宝寺への交通アクセス
JR仙台駅15番バス乗り場より、バスで20分、八幡宮バス停下車
JR東北福祉大学前駅より徒歩約20分

駐車場 有

仏塔巡礼ドライブ難易度 易しい(★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

龍宝寺へのおすすめアクセス方法
車で行く場合は少し分かりにく場所にあるので、大崎八幡宮の駐車場を利用して両方に参拝するのがいい。

住所
〒980-0871 宮城県仙台市青葉区八幡4−8−32

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