金剛峯寺西塔 Kongobuji Temple

弘仁7年(816年)弘法大師は、高野山を真言密教の根本道場として定め、その高野山一山の 総称として、金剛峯寺と命名した。
 弘法大師は、高野山の造営にあたり壇上伽藍から始め、金堂、大塔、西塔、僧房等の建立に 心血を注いだという。

西塔は、887年光孝天皇の勅命により、真然僧正が、大師の残した「御図記」に従って、根本大塔 に続いて建立した。現在の塔は1834年の再建である。


(仏塔訪問日記)

高野山では数多くの多宝塔が存在するが、その迫力ではこの西塔が一番ではないかと思う。

もちろん根本大塔の方が巨大だし、高野山といえば根本大塔の写真が紹介されることが多いが、 コンクリートの仏塔よりも、西塔のような木造塔の方が、ある種の圧迫感というか、ものすごい荘厳な雰囲気に見えてしまう。

西塔は重要文化財にも指定されておらず、高野山内でも目立った存在ではないが、 私の第一印象としては、根来寺大塔(国宝)や、切幡寺大塔(重要文化財)にも引けを取らないほどの存在感を感じた。


初回訪問&撮影日 2010年07月24日




交通アクセス

南海高野線「高野山駅」から南海りんかんバス「金堂前」下車
徒歩1分

駐車場 霊宝館駐車場など高野山内に数か所あり

仏塔巡礼ドライブ難易度 ふつう(★★★)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

住所 和歌山県伊都郡高野町高野山152
おすすめアクセス方法

関西各電鉄会社より発売されている『高野山1dayチケット』がおすすめ 発売時期等要問合せ

自動車の場合、371号線は道幅が狭くドライブ難易度高。
370号480号経由がおすすめ