国宝 法隆寺金堂 (奈良県生駒郡斑鳩町)




法隆寺(聖徳宗総本山)
金堂
国宝
飛鳥時代

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(歴史)

法隆寺は、607年(推古天皇15年)に用明天皇の遺志を継いでその息子である聖徳太子が建立したとされる。  しかし日本書紀によると、創建時の法隆寺は、670年(天智天皇9年)の大火で焼失し、それから間もなく再建されたのが、 現在の西院伽藍である。
 奈良時代から平安時代にかけて東院伽藍も建造され、大寺院として大いに発展し、今日までその姿を残している。
 この金堂は670年の大火後間もなく建造されたとみられ、五重塔や廻廊と共に寺内最古の建造物であり、世界最古の現存木造建造物の一つ であるとされている。 その内部には法隆寺の本尊が安置。 その内容は、金銅釈迦三尊像、金銅薬師如来座像、金銅阿弥陀如来座像であり、 それを日本最古の四天王像がとりかこんでいる。


実験的企画 国宝建築評価チャート図

国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化

(※)評価基準

○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
 飛鳥時代以前(20点)、奈良時代(19点)、平安時代(18点)、 鎌倉時代(17点)、南北朝時代(16点)、室町時代(15点)、戦国時代(14点)、安土桃山時代(13点)、江戸時代前期(12点)、 江戸時代後期(10点)、明治時代(8点)、大正時代(6点)、昭和時代前期(5点)、昭和時代後期(3点)、 平成時代以降(1点)

○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。

○美しさ 見た目の美しさを点数化。

○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。

○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。

以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。


(国宝建造物訪問日記)

奈良県内には古い木造建造物が数多く残るが、その中でも法隆寺の木造建造物群は、ずば抜けて古く異質なもののようだ。
 金堂の柱上の組物に「雲斗」と「雲肘木」、建物の装飾に「人字形蟇股」と「卍崩しの高欄」があるという特徴は、 飛鳥時代の法隆寺系寺院のみに見られる。 それらの特徴から醸し出される建物全体の雰囲気は独特で、 説明しづらいが、日本的とか中国的とかいう枠組みなど超えてしまった印象である。 いや、木造建築の日本的という概念が確立してもいない古の時代に、 百済から伝わった仏教建築を、飛鳥文化の独自性をもって再現した数少ない建造物の一つといえるのかもしれない。


初回訪問日&撮影日 2011年10月11日

(※国宝建造物撮影ポイント)
 色々な方向から自由に撮影可能

金堂(国宝)

金堂と五重塔(共に国宝)

法隆寺内の国宝建造物群



五重塔(国宝)

東院伝法堂(国宝)

中門(国宝)

東院夢殿(国宝)

金堂(国宝)

東院鐘楼(国宝)

南大門(国宝)

三経院及び西室(国宝)

西円堂(国宝)

大講堂(国宝)

聖霊院(国宝)

網封蔵(国宝)

食堂(国宝)

東大門(国宝)

鐘楼(国宝)

経蔵(国宝)

廻廊(国宝)

東室(国宝)
アクセス
JR「法隆寺」駅から徒歩20分
又はバス「法隆寺門前」行き、「法隆寺門前」下車徒歩7分

駐車場有

仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★)

(★1つ)・・・非常に易しい
(★2つ)・・・易しい
(★3つ)・・・ふつう
(★4つ)・・・難しい
(★5つ)・・・非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
どの交通手段でも問題ない

住所

奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1の1


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