重要文化財 厳島神社五重塔 (広島県廿日市市)


厳島神社
五重塔
重要文化財
1407年(応永14年 室町時代前期)

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2014年08月11日撮影

2014年08月11日撮影

(歴史)

厳島神社のある宮島は、古代より島そのものが神として信仰の対象とされてきた。  神社は推古天皇元年(593年)に建ったといわれ、平清盛が再興した。
 五重塔は応永14年(1407年)に建てられ、もとは金剛寺に属していたが、明治の廃仏毀釈の際に、厳島神社の所属になった。


(第1回2010年03月30日訪問時 仏塔訪問日記)

厳島神社は本社本殿をはじめ、数多くの建造物、工芸品が国宝や重要文化財に認定されており、世界遺産にも認定されている神社である。  私はかなり昔に、小学校の修学旅行で一度ここに訪れている。 でも当時は、『海の中に鳥居がある神社』という程度にしか印象に残っておらず、五重塔や多宝塔があると知ったのは、仏塔に興味を持ちはじめてからのことである。  今回ここに来たのは、某旅行会社のバスツアーの一コースだったので、巡回時間が限られており五重塔や多宝塔の麓には行かず、遠くからの撮影のみとなった。  しかし自分的には塔の全景を撮影できたのでまあまあの出来だと思っている。  この五重塔を見ての感想だが、こんなに屋根の反りが大きく、不思議な形の仏塔は関西はおろか、日本中どこ探しても無いなということである。しかも建立も1407年と、かなり古くて貴重である。  はっきり言って国宝に認定されても全然おかしくないと思うのだが、厳島神社は他にも国宝に認定された建物や工芸品が多いから、あえて五重塔は国宝から、外されたのだろうか。


(第2回2014年08月11日訪問時 仏塔訪問日記)

そして二回目の訪問。 今回は前回行けなかった五重塔すぐ近く、千畳閣の場所まで行ってみることにした。
 近くから巨大な五重塔を見上げると、遠くから見るのとはまた違った印象である。
 写真そのものも、天気がよくて前回よりも多少いいカメラを使用したこともあってか、全体的にくっきり鮮明に写せたような気がする。
 そのうち初期に巡った他の国宝・重文仏塔も、一から巡りなおしてみたい気もするが、まだ巡っていない重文仏塔も まだまだあるので、大分先の話になるだろう。


→厳島神社本社(国宝)

→摂社客神社(国宝)

→回廊(東廻廊・西回廊)(国宝)

→多宝塔(重要文化財)


訪問日&撮影日 (1回目)2010年03月30日 (2回目)2014年08月11日

(※国宝建造物撮影ポイント)
外観は自由に撮影可能

@街中から見た五重塔

2010年3月30日撮影


A下から見上げた五重塔

2010年3月30日撮影


B遠くから望遠で撮った五重塔

2010年3月30日撮影


C千畳閣(2014年8月11日撮影)


D大鳥居

2010年3月30日撮影

交通アクセス

JR山陽本線「宮島口駅」下車、宮島口桟橋から船で「宮島桟橋」下船、徒歩10分

駐車場 無

仏塔巡礼ドライブ難易度 (―)

★1つ→非常に易しい
★2つ→易しい
★3つ→ふつう
★4つ→難しい
★5つ→非常に難しい

仏塔巡礼おすすめアクセス方法
島内はそれ程広くないので、フェリーで島に渡り、島内では徒歩移動で十分である。
車の場合、「宮島口」駅、宮島口桟橋周辺の有料駐車場に駐車してからフェリーで渡るのが普通である。

住所 広島県廿日市市宮島町1-1



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