国宝 園城寺(三井寺)光浄院客殿 滋賀県大津市園城寺(三井寺) 光浄院客殿 国宝 1601年(慶長06年) HOMEに戻る |
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(歴史)三井寺は7世紀に大友氏の氏寺として草創され、9世紀に円珍によって再興された。その後、比叡山延暦寺との対立抗争が激化し焼き討ちされたり、秀吉に寺領を没収されたりと幾度か危機を迎えるも、その都度再興されてきた。 光浄院客殿は、室町時代に山岡資広が建立したのをはじまりとし、現存の建物は慶長六年(1601)
に建造されたものである。 それは、桁行七間、梁間六間、一重、入母屋造、柿葺屋根であり、
平面形式は、南北二列に別れており、南側の上座の間には、正面に床と違棚、北面には帳台構をもうけ、
南側の広縁に突出して二畳の上段の間があり、ここには更に床と書院が付けられている。
実験的企画 国宝建築評価チャート図国宝建築の能力値をサイト管理人が独断と偏見で点数化(※)評価基準 ○歴史 建造物の建立された年代の古さを点数化したもの。
○迫力 建造物の巨大さ、あるいは見た目の迫力を点数化したもの。 ○美しさ 見た目の美しさを点数化。 ○希少性 その意匠や形式などが同じ分類である建造物の現存例の少なさを点数化。 ○おすすめ度 管理人のおすすめ度を点数化。主に観光満足度、その他、インパクトなどを重視。 以上はすべて、正式なものではなく、管理人の独断と偏見による評価である。 (国宝建造物訪問日記)この日は午前中に、琵琶湖の今津港から琵琶湖汽船に乗船して竹生島へ行き、宝厳寺三重塔や、国宝・宝厳寺唐門
、国宝・都久夫須麻神社本殿などを見学した。
竹生島の見学が終わり、再び今津港へ戻った時点で時計の針を見ると、まだ正午前だったので、
帰りに、日吉大社へ立ち寄り、国宝・西本宮本殿や、国宝・東本宮本殿などを見学した後、
更にJR湖西線「比叡山坂本」駅から電車に乗り、「大津京」駅で下車。
三井寺の訪問はこれで二度目であるが、一度目は三重塔と、金堂メインで他の国宝・重文建造物はほぼ素通り状態
だったので、今回は可能な限りすべての国宝・重文建造物を写真におさめるつもりでいた。
私は誰かが来る前にそそくさと撮影を済まし、次の目的地である、国宝・勧学院客殿の方へ歩いて行った。
・・・ところで建物の感想は、外から外観を観ただけなので、「ほぉ〜なるほど・・・」って感じ以外、特になかった。 初回訪問日&撮影日 2013年11月22日
(※国宝建造物撮影ポイント)普段は非公開のため、柵の外側からしか撮影できない。 拝観を申し込むか、 特別公開の時期に来れば、建物の外観だけなら撮影できるようである。 |
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@仁王門(重要文化財) 宝徳四年(1452)の建立。 慶長6年(1601)、徳川家康により甲賀の常楽寺から移築、寄進されたものである。 |
A釈迦堂(重要文化財) 室町時代初期に建造された食堂の様式を伝える建造物。 桁行七間、梁間四間、一重、 桧皮葺、入母屋造で、本尊に清涼寺式釈迦如来をまつっている。 |
B光浄院客殿(国宝) 光浄院は園城寺境内でも人通りが少ない場所にあり、それは高い塀に囲まれているため、外からだと屋根部分しか 見ることができない。 |
C光浄院客殿(国宝) なので、中央にある門の手前の石段を上がり、柵の隙間から手前に入り撮影。 柵の隙間は狭いので、太った人は無理かもしれないが・・・。 |
D園城寺三重塔(重要文化財) |
E園城寺金堂(国宝) |
アクセス
京阪電鉄石山坂本線「三井寺駅」より徒歩10分 駐車場 有 仏塔巡礼ドライブ難易度 非常に易しい(★) ★1つ→非常に易しい ★2つ→易しい ★3つ→ふつう ★4つ→難しい ★5つ→非常に難しい 仏塔巡礼おすすめアクセス方法 どのアクセス方法でも問題ない 住所 滋賀県大津市園城寺町246 |